【更年期の副作用の一覧】

乳癌・・・1.7倍

卵巣癌・・・1.37倍

脳梗塞・・・1.41倍

不正出血・・・閉経5年未満なら

乳房痛・・・10%の人に

片頭痛

HRTホルモン補充を受けた500人のアンケート

2017年版HRTホルモン補充ガイドラインに記載してある副作用の一覧

日本産婦人科学会が2017年に発表したHRTについての更年期のガイドラインでここでは副作用や危険性について言及していたものを抽出して紹介していきます。

乳癌

2002年にアメリカで行われたHRTの副作用がないか大規模な臨床試験でも乳癌のリスクがあるとされていましたが、2017年現在の日本でも約1.2~1.7倍の乳癌になる可能性が高くなるということでした。 年齢や治療期間や治療方法(黄体ホルモンの種類)や体形などによって左右されますが、ランキングで見かける更年期サプリと違い危険性はゼロではないということです。 HRTの副作用で一番危険なのが「がん」になります。 特に60歳以上、10年以上のHRTホルモン補充、は危険因子なので注意が必要になります。 逆に5年以内であれば危険性はほとんどないということです。 更年期障害でHRTの治療を受ける場合は副作用の有無を関わらず毎年「がん検診」を受けることを推奨されています。


卵巣癌

あまり危険性で聞くことは少ないですが、今回のHRTガイドラインで間違いなく危険性があると強調していたのが「卵巣癌」でした。 数値としては1.37倍になるということです。 もともと卵巣癌になる確率が高くはないので臨床試験の比較が難しいですが、ガイドライン以外でも数々の研究でHRTの副作用として言われているものです。


脳梗塞や心筋梗塞

まずガイドラインでは「高血圧」の人はHRTホルモン補充を更年期障害の治療として使わないようにと注意しております。 また60歳以上も同様です。 2017年にデンマークで行われたHRTの副作用として脳卒中になる確率は1.37倍になるとのことでした。 しかし治療を辞めた後は脳卒中の危険性は無くなり、元に戻るのでホルモンを投与中だけが血管障害を引き起こすという事になります。 一般的に言われているリスクとしては、脳卒中は1.41倍、心筋梗塞は1.29倍、静脈血栓塞栓症が2.11倍となんらかしらの血管異常がHRTホルモン補充の副作用として現れます。


不正出血

人気ランキングで良いとされる更年期サプリとの一番の違いで怖いのがこれになります。 子宮を全摘出してない女性がHRTホルモン補充をすると消退出血という子宮粘膜が剥がれることでおきる出血が高い確率で見受けられます。 更年期の治療方法は「周期的投与法」と「持続投与法」があり、閉経から5年以内なら前者になります。 特に不正出血が多いのは閉経から5年未満です。


乳房痛

ガイドラインには確率としては10%未満であるが乳房痛がHRTの副作用として起きるとされています。 その際にはホルモン量を少なくすることで改善されやすくなるとのことです。


片頭痛を悪化させる

女性の片頭痛は10人に1人ですが、持病としてある更年期の人はHRTの副作用として痛みを悪化させる危険性が高いということです。 片頭痛持ちの患者さんには事前にリスクを説明することが医師には推奨されています。

HRTホルモン補充を受けた500人のアンケート結果

満足度は21%と低い

平成27年に株式会社QLifeさんが500人のHRTホルモン補充の経験者に効果や副作用をアンケートしたランキングの内容です。 全体的な満足度を聞かれて、「満足」と「やや満足」を足して58%で、明確に満足したという回答は21%と低い結果でした。 また類似した質問として「友人に勧められますか?」という問いに「勧められる」が40%でした。 半数以上のHRTを更年期障害で利用した人は満足してなかったことになります。


薬の種類は?

HRTホルモン補充の方法は、注射やパッチや飲み薬がありますが、アンケートでは経口からの飲み薬が67%と多かったようです。 注射が意外にも少なく15%なので、毎回行くたびに簡単な問診を受けて薬局で処方箋で薬を貰うということなのでしょう。 聞こえは悪いですが、短時間で薬代で儲けようとしているのではと勘ぐってしまいます。


1ヵ月のHRTホルモン補充の料金は?

保険適用で平均すると3,000円ぐらいになるようです。薬と診察料になるのでしょう。 病院での更年期障害のHRTが料金が高いと思うかどうかのアンケートでは高いと感じた人は全体の1/3でした。 半数の人は妥当だと思うとの回答で、保険適用で病院がいう事なので不服を言えないのは当然なのでしょう。


最終的に改善しましたか?

改善したと回答した人は29%と少なく思いました。 HRTは副作用もあるのに改善しなかったら満足する訳もなくお金の無駄遣いでもあります。 500人の更年期障害の患者さんに対する質問で、料金や効果に全般として納得している人数が少なかった印象でした。 治療期間では長くても3年以内で、平均で1年なので効果を実感されている方が少ないのでしょうか。

更年期障害にHRTを使用した場合とそうでない場合

悪くなるものと良くなるものがあります。 上図の青い丸は、悪化させるもので赤い丸は改善されるものです。 HRTホルモン補充は副作用として「がん」の恐れがあるので、安易に臨床試験をすることができなくデータが多くなく信頼度が低いです。 2002年にWHIアメリカで更年期のHRTホルモン補充の臨床試験が行われましたが、副作用が多く危険だと判断して途中で試験が中止になりました。 中止になったのを受けて被害がある可能性もあり各国で安易に臨床試験をするわけにはいかなく、15年経過した今でも進歩してないのが現状です。

心筋梗塞や脳卒中や乳癌が危険で、大腸がんや骨折が良くなるというのが通説です。 骨折というのは骨粗しょう症を防げるという理由からです。 この数字も確かどうか不明で本当のところは分かってないのが現状です。 子宮体癌になるリスクが2~8倍になるという説もありますが、HRTが更年期に良いかどうか数値で比較するのが難しく答えが出てません。

結局はHRTを更年期に活用した方がいいの?

HRTホルモン補充はがんの副作用があり、アンケートを見ても満足度が低いということから、更年期サプリをランキングで選ぶなど違う方法を試す方が良いと個人的には思います。 ホルモン投与を辞めた後についての症状悪化が触れてないですが、通院中は良くても辞める時にまた辛い症状に襲われる可能性もあります。 経験者がブログで仰ってたのは、「医学界では誰も本気で更年期を対処しようとしてない!」と怒りを露にしてましたが、意外と放置されやすい病気のような気がしました。 医者も詳しくないし、HRTホルモン補充の副作用のリスクは少ないと言っても万が一に保証してくれるわけではなく自己判断の自己責任になるので、リスクは取らないで別の方法を考えた方がよいでしょう。


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