閉経前後で大きく変化するFSH卵胞刺激ホルモン

上記のグラフは日本産婦人科学会が発表した論文で、閉経8年前から18年間に渡る血液の4種類の成分の推移を比較したものになります。

  • FSH…卵胞刺激ホルモン
  • LH…黄体形成ホルモン
  • エストロン
  • エストラジオール

参照元:閉経と卵巣の老化|日本産婦人科学会

グラフで横軸の経過年数でゼロが閉経になり、その前後に置いて大きく数値が上昇するのがFSHになります。 卵胞刺激ホルモンとは脳から卵巣に命令を出すホルモンで、女性の生理周期の時期によって値は大きく異なってきます。

【卵胞刺激ホルモン正常値】
卵胞期(基礎値):3.5~12.5
排卵期:4.7~21.5
黄体期:1.7~7.7
閉経期:25.8~157


グラフを見るとFSHの値は閉経の前兆として5年前から数値が徐々に上がり始めています。 この統計表は閉経の平均年齢はバラバラですが、生理が終えた時をゼロにした集計になっているので、多くの女性が一番早く変化が表れるのはFSH卵胞刺激ホルモンということになります。

更年期の閉経前になるとFSH卵胞刺激ホルモンが増える理由

女性は脳下垂体から卵巣にエストラジオールを作るように命令を出すことによって月経の排卵に至ります。 卵巣に刺激を与えるのが卵胞刺激ホルモンで、血中のエストラジオールの濃度を見ながら脳からの分泌が調整されます。 40歳を過ぎて更年期になりエストラジオールがなかなか増えないでいると卵胞刺激ホルモンの分泌が過剰になる仕組みです。 閉経の平均年齢は50歳と言われてますが、FSHは45歳くらいから増え始めます。 生理周期が乱れるのは閉経の2年前と言われているので、その3年前には血液検査により前兆を把握することができるということです。

血液検査以外の閉経の前兆の症状

生理周期が24日以下

血液検査以外で最初に閉経の症状に気付くのが多いのが生理周期が短くなることです。 基準は24日以下になり頻発月経という症状になります。 卵巣は20代半ばで14gの重さですが閉経になると1/7の重さになってしまいます。 これは血中のエストラジオールが低下することで卵巣が小さくなり、連動して生理周期が早まると言われております。 頻発月経が起きているときは無排卵の状態になります。

生理周期が60日以上

頻発月経の後に訪れるのは、生理の間隔が長くなる稀発月経で基準は60日以上になります。 アメリカの論文では月経が終わるの2年前に経験する可能性が高いと言われております。

出血が8日以上続く

一般的に月経の出血は3~7日ですが、閉経の前兆の症状として期間が長くなるというのもあります。

1年以上月経なし

閉経の定義としては最後の月経から1年経過して月経がなければ確定になります。


閉経前の月経で日数以外の前兆の症状としては、血の色が濃くなることと量が少なくなることです。 色が濃くなる理由は血液が参加することで茶色っぽくなるためです。

閉経の平均年齢と初潮の関係は嘘

巷で言われていることで、卵巣が細胞分裂をするので数に限りがあるので、初潮が早ければ閉経も早いというのは嘘のようです。 余談ですが、アメリカの大学の研究で1万6000人を対象に調査したところ、初潮が遅かった女性、月経の終了が遅かった女性は長生きするという驚きの発見がありました。 また閉経の年齢の一番大きい要因は遺伝と言われております。 母親が早ければ娘さんも年齢が早いということです。

参照元:閉経の年齢について|オムロン

500人の閉経年齢の分布

日本でもアメリカでも閉経の平均年齢は50歳くらいと言われております。 日本だと45歳で閉経している割合は10%、57歳で終了している割合は90%以上となっております。 卵巣内の動きでは38歳を境にして急激に卵胞が減り始めます。 47~53歳で多くの女性が経験する年齢ということで、その前後5年が更年期障害ということになります。


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